マルチストライプ開襟シャツと、もみじの近況

11月も末ということで、そろそろ

「今年作ったものを全て今年中にブログにあげられるだろうか」

と焦り出す季節となりました。

何せ今日紹介するものは確か8月には出来ていたもの。

引越しのせいもあり、なかなか写真が撮れずこんなに遅くなってしまいました。

新居は(といっても引っ越したのは夏終わり頃)、以前住んでいたところよりは広いんですが、

  • 自然光が存分に入るが直射日光ではない

  • 背景がすっきり

  • カメラ用の3脚を置けるだけの距離が取れる場所

という条件を満たす場所が意外とあまりなくてですね。

しばらくは試行錯誤になりそうです。

 
 

布: Cotton+SteelとRifle Paper & Co. のコラボ、Amalfi collection。コットンローン

パターン: Gilbert Top by Helen’s Closet Patterns

何年も作ろうと思っていた、マルチストライプの開襟シャツをやっと縫いました!

元々は袖付けのないドルマンスリーブなデザインの型紙を使おうと思っていたのですが、やっぱり普通の袖の方が好みだなと思い直し、こちらの型紙に落ち着きました。

 
 

ポケットは柄合わせずに、あえて縦ストライプで。

1.5センチほど袖丈を追加したんですが、折り返しを太めにしてしまったのであまり効果なかったような。

今はゆとりのある長めの半袖が気分なので、

気が向けば、折り返し部分を細めに縫い直して丈を出そうかな。

 
 

今夏作った「リバティのシャツ」と同じく、背中にはギャザーを追加しています。

(元々のパターンはギャザーもタックもないデザイン。)

 
 

写真だとあまりよくわからないと思いますが、

使用したボタンはカラフルなレジンボタン!

レジンボタンって強度がどの程度なのかわからないのですが、これは中に大きなモチーフが入っているわけでもないし、それなりに丈夫だと良いな〜。

 
 

控えめなカラフル加減が可愛くてお気に入りです。

今回は着画なしですが、以前に作ったGilbert Topの投稿で着画を載せていますので、そちらを参考にしてください。


我が家の愛犬もみじは現在15歳(来月16歳)なんですが、

高齢の犬によく見られる症状がいくつかもみじにも現れておりまして。

  • 視力の低下(片目はほぼ失明に近い状態だそうです)

  • 関節炎(後ろ足や背中、尻尾も)

  • 認知症

が主な症状。

あとは肝臓や胆嚢などのお薬やサプリメントも数年前から飲んでいます。(関節炎は定期的に注射を打っています。)

視力の低下も、認知症の始まりのような兆候も少しずつあったので、さほど驚きはしませんでしたが、ここ最近症状がより顕著に現れるようになりました。

おそらく認知症の影響で後ろに下がったり、障害物を迂回することが難しくなり、時々隅っこや椅子の間で固まっていたりすることが増えました。

少し目を離した隙に怪我をすることがないようお部屋に工夫を施してみたり。

以前はほぼ完璧だったトイレトレーニングも最近は失敗が増えたり。自力で行くのが難しくて介助が必要な日もあったり。

夜に不安障害のようになり寝付けなくて、トントンあやすのが必要だったり。

私たちの生活にもここ1ヶ月弱の間にだいぶ変化がありました。

部屋に工夫を施してはいますが(まだ試行錯誤中)、

「一日中常に介助が必要なわけじゃないけど、いつ必要なタイミングがあるのかわからない」

という感じで、もみじ一人でお留守番させるのは心配。今のところ常に家に誰かいるようにしています。

たまにびっくりするくらい調子が良く、何ともないんじゃ?なんて思う日もありますが、逆に寝かしつけに30分くらいかかる日もあったり。

色々ありますが一つ確実なことは、

可愛さは増す一方。

だということ。

シニア犬がこんなに愛しいなんて知らなかったなぁ。

犬は全部可愛いけど、なんだかんだいって子犬の時期が格別なのかな〜

って以前は思っていました。

確かに子犬の可愛さは特別なものがありますが、

シニア犬の愛おしさはそれ以上。

今までで一番可愛い、を毎日更新している気がする。

それは単に容姿のことだけではなくて、一緒に過ごした月日がそう思わせるんでしょうね。

ただ、一つだけちゃんと言っておきたいのは、

「命のお世話をするのは大変」

というのは事実だということ。

特に要介助な場合は、前述通り外出も難しくなりますし、夜中に起こされることもありますし、お家のレイアウトを変えたり工夫も必要。

もみじはお庭など屋外でお手洗いに行けなくなった+お家の中でも失敗が増えたためこまめな掃除も必要。

階段も使えなくなったので、人間が家の中を移動する際にはもみじを抱えて2階へ行ったり1階へ降りたり。

あまり頻繁に階を行ったり来たりするともみじが混乱するので、日中は私と夫のどちらかがもみじの様子を見ながらずっと1階で作業するようにしています。(夫は出張もあるけど、基本お互い在宅勤務ができ本当にありがたいことです。)

これが大型犬の介助だったらこちらの体力的にもっと大変だったろうなと想像します。

大型犬を抱えて階段の上り下りとか私一人でできないですし。

大型犬、超大型犬は本当に大好きで憧れるけど、介護のことを考えると私には飼うのは難しいかなぁと改めて思います。

平家とか、バリアフリーのお家ならだいぶ楽になりそうですが…

高年齢による変化ってその多くが

「衰えていくこと」

だと思うので、もちろんそこに悲しさや切なさや大変さや不安はあるんです。

でも、大変さを簡単に上回るくらい本当に可愛いくて。

シニア犬への愛おしさを知らずに犬の可愛さは語れないかもしれない、っていうくらい。

もみじを通して、命が辿る道筋みたいなものを見せてもらっている気がします。

かつて小さく若く生命力に溢れた身体が老いていくというのはどういうことなのか。

老いるとは何なのか、を。

今年は秋が長くて、お散歩にちょうどいい季節も長かったんです。

だからその時期にたくさんお散歩へ行けてよかった。

新居の周りは散歩に適している場所がたくさんあって、もみじも毎回楽しんでいたし、もみじのおかげで新しいご近所さんにもたくさん話しかけてもらえました。

視力の低下、気温の低下、関節炎、認知症、いろんなものが原因で積雪以降めっきり散歩へ行くのが難しくなってしまいました。

以前履いていたブーツが履けなくなってしまい(身体的にも精神的にも)、雪が積もっていたり低気温で道路が冷たすぎる日はまずダメ。

ブーツなしで歩けるような暖かい日でも、外の環境に慣れるまでかなり時間を要するようになりました。

外に出てしばらくはどこで何をしているのかわからない、という状態になりがちなので、抱っこしたり声をかけたりして落ち着かせるようにしてみています。

しばらくすると「あ、散歩するために外に来ているのか」と気が付くようでスタスタ歩き始めることも。

その場合はもみじが疲れない範囲で散歩に行きます。

正直、私たちも試行錯誤中でこれが正しい方法なのかはわかりません。

精神的ストレスになるようなことは避けて、お家で過ごした方がいいのかなと思う気持ちもなくはない…

ですが、

(必要な介助はもちろんするけれど)出来ることを奪ってしまわないように

なるべく外で少し運動したり刺激を受けてほしいのですよね。

色々様子を見ながら試していこうと思います。

 
 

これは、つい最近お散歩に行くのに成功した日。

久々に近所の短いコース1周できて嬉しかったなぁ。

取り留めもない近況になってしまいましたが、そのうちもっと詳しい記事を書くのもいいかなぁと思っています。自分への記録も兼ねて。

高齢の犬と暮らしたことのある方、少しでも長い間QOLを高く保てる方法などご存じてしたらぜひ教えてください。

犬は、常に今を生きる生き物。

だから「この日までは、これを達成するまでは」みたいに将来の目標を見据えて生きたりはしないと思うんです。

でも人は欲張りだから、来月のもみじの誕生日を迎えて一緒に年も越したい。そうできたらいいなって思います。

今のところ年越しは余裕そうな感じではあるけど(食欲もあるしおやつ見せたら顔輝くし、それなりに元気は元気なんです)、

いつ何があるかはわからないので、日々その瞬間を大切にする犬たちの姿勢も見習わないといけませんね。

Nov 28, 2022

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