キツネ柄の長袖ワンピース
前回の投稿では、こちらの天候が吹雪いたり晴れたり…と書きました。
あれからぐっと暖かくなる日が増え、雪もかなり溶けてきましたよ〜。デイライト・セービング(サマータイム)も始まり、いよいよ冬が終わりそうです。
とその前に、お正月休みに作ったワンピースの存在を思い出した(すっかり忘れてた)ので、今日はそちらのお話をしたいと思います。
使用した布
コロナ禍以前は度々バンクーバーへ旅行に行っておりました。
2018年に遊びに行った際、バンクーバーにあるSpool of Threadという可愛らしい布屋さんで購入したのが、このキツネ柄のレーヨン。
これがその時の投稿。
レーヨンで作った洋服も好きだし、キツネ柄も可愛くて即決の布でした。
地の色も紺で落ち着いているし、ストライプが入ってスッキリしているところも好み。
どんなものに仕立てようか迷っているうちに、購入してから2、3年が経ってしまいました(ありがち)。
で、この可愛い布、この柄のサイズ&入り方だと柄合わせが必要ですよね。
普段柄合わせはあまり気にしない方ですが、これは前立ての部分などあまりに適当だと気になるかなぁ、と。
そこで小さいパーツには無地を使うことにしました。無地なら柄合わせを気にすることなく、スッキリした印象を与えられそう!
最初は紺を探していたのですが、一言で紺と言っても結構色の違いがありまして。
中途半端に似たようで違う色合いの紺同士だとどうも微妙…
であれば逆にアクセントとなる色にしよう!と赤茶っぽい無地を採用してみました。これも厳密にはキツネの赤茶と少し異なるんだけど、よっぽど近寄って比べない限り気にならない程度。
デザインとしてのアクセントとしてこちらの色を選んで正解だった気がします!
赤茶の無地は、Blackbird Fabricsで購入したLyocell Twill(リヨセルツイル)のRustという色。今は同じものは売り切れのようですが、無地のリヨセルやテンセルは度々入荷するお店なので、探している方はこまめにチェックするといいかもしれません。
使用した型紙
今回のワンピースは上身頃とスカート部分に別々の型紙を使いました。
上身頃:In-House PatternsというところのDiana
スカート:McCall's M7431 (カボチャ色のワンピースと同じ)
上身頃に使ったDianaというブラウスの型紙は以前一度使ったことがあります。
ただブログに書かないまま緩くなってしまい(元々ちょっと大きめに出来上がったのもあり)、手放してしまったのでした。
形自体は気に入っていたので今回採用。
このワンピースはシャツワンピースにしてもいいかなぁと最初考えていたんです。
でも前述通り、シャツワンピースは柄合わせが大変そう。ついでに襟も今回はなくていい。シャツっぽい要素を持ちつつもっとシンプルな形が理想かも。。
ということでこのDianaを使いました。
後ろヨーク切り替えあり、袖口にはスリット&カフスあり、前立てっぽいデザイン、となんとなくシャツっぽい雰囲気を持っていると思います。
型紙の変更点など
まずは上身頃の変更点から。
首周りはぐるっとマイナス1センチ(襟あきを少し広げるため)
襟の型紙は使わずにバイアスで処理(元の襟のパターンがスタンドカラーのように首に沿うデザインで、私には高さがありすぎました)
袖丈を短く
襟元に少し手を加えた程度であとはあまり変えていません。
長袖の丈の調整は私の場合、どんな型紙でもほぼ絶対必要な工程です。
次にスカートの変更点。
まず
前後スカートを各8cmほど切り開いてフレアを出した
というのはこの型紙を前回使った時点で変更済み。
今回はそこからさらに丈を5センチほど足しています。
ミディ丈というのかなぁ?ミモレ丈よりちょっと短いくらい。(私の中では、ミディ丈が膝下まで余裕を持って完全に隠れる丈、ミモレはそれより長めのふくらはぎ程度の長さ、という認識。)
しかしこの長さ、私の身長&脚の長さだとショートブーツ合わせがなかなか難しいバランスだと気がつきました。
いっそのことミモレ丈の方がバランスが取りやすいのかもしれない。
もしくは膝丈。夏用だと膝丈は躊躇しちゃいますが、秋冬タイツと合わせて履くものだったら肌が出ないから大丈夫な気がする。
ショートブーツが意外と難しい丈だったので、レースアップシューズ(オックスフォードとかおじ靴とか呼ばれるタイプの靴)と合わせることが増えそうです。
でも雪が積もった季節はブーツじゃないと厳しいかな〜。様子を見つつ、丈は再調整が必要かも。でも全体的にはとっても気に入っています!
ウエストゴムだし、柄もキツネでカジュアルな服には間違いないのですが、レーヨンという素材だからか、カフスがついた袖だからなのか、全体的にちゃんとした感じにまとまった気がします。
色合いも落ち着いているし、総柄だけど奇抜にはならず意外といろんな場面に着ていけるのではないかと。
レーヨン+フレアスカートという組み合わせ。動くたび軽く揺れてとっても素敵に仕上がります。
というのをお見せしたくて、ゆらゆら動きながら撮ってみました。
カメラ+三脚+リモコン(リモコンを押して2秒後に撮影されるタイマー)で自分で撮っているのですが、
ゆらゆら揺れながらリモコンを押す(リモコンはポケットの中に入れた手で持っています)
押して2秒後にシャッターが切られるタイミングに合わせて静止(ブレ防止のため)
という感じで撮りました。
すると上半身などはブレずにちゃんとピントが合い、すぐには揺れが止まらないスカートの部分だけは動きが残った状態、を収めることができます。(冒頭の写真も同じ方法で撮りました。)
ポイントは、シャッターのタイミングに合わせてピタッとちゃんと静止すること&とにかく何枚も撮って、その中からいいものを選ぶこと。
リモコンをお持ちではない方でも10秒タイマーなどで出来るはず!
Apr 6, 2022