読書感想:『星を継ぐもの』

明けましておめでとうございます。

あまり新年の抱負は立てない派なのですが、昨年は珍しく「SNSの使い方・使う時間を意識する」という目標を立てました。

最初の方はなかなかうまくいっていたのですが、後半はまたダラダラSNSを見てしまう癖が戻ってしまった気がします。

この目標は引き続き今後も意識していきたいところ。

それ以外は今年は特に目標は立てないでおこうと思います。

昨年は年間を通し、

読書ができたこと

iPadでデジタルお絵描きの練習をしたこと

が私にとっては収穫でした!

読書は月1〜2冊、お絵描きも月に1〜2つのイラスト、と両方かなりスローペースではありますが継続できてよかったです。


2022年最後の月に選んだ本は、

『星を継ぐもの』 ジェイムズ・P・ホーガン作

 
 

実はまだ読み終えていません。

昨年10月終わり頃から高齢の愛犬の体調が芳しくなく、12月末には(愛犬の)手術が控えていたこともあり、寝ても覚めても愛犬のことばかり心配していて、なかなか読書に集中することができませんでした。

その手術も無事終わり一旦ホッとすることができましたが、認知症などは良くなることはないので、今年も心配は続きそうです。

介護する方がダウンしてはいけないので、今年は愛犬の心配だけではなく自分の心のバランスやQOLの上げ方とも向き合っていこうと思っています。

そんなこんなで、まだ半分くらいしか読み終えてない『星を継ぐもの』ですが、今のところとても面白いです。

ハードSFというジャンルは多分初めて読むのですが、まずハードS Fとはなんぞやというところから始まりました。

調べてみると、SF作品の中でも科学性が強い作品、既知の科学技術・知識に裏づけられた理論的な描写やアイディアが軸となる作品を、ハードSFと呼ぶそうです。

『星を継ぐもの』はこの分野の有名作品だと思うので、読んだことのある方も多いかもしれません。

SFなんだけれど、謎を少しずつ解き明かしていくミステリー的要素も存分にあって、「続きが知りたい」という好奇心を刺激してくれます。

ただ、ハードSFなだけあって科学的な描写が本当に多いです。

当然なのですけれど。

天文学・物理学・数学・工学技術などなど。

言語学や生物学なども登場しますが、大部分が数字(計算)を使う科学分野の話。

私は学生時代、理数系教科が本当に苦手で。

なのでその辺りの基礎知識があやふやすぎて、科学的な話の部分は自分の脳がうまく処理できずなかなか頭に入ってこないことも多々。

自分にもう少し予備知識があればもっと深く楽しめただろうなぁと思います。

それでも話の流れはとても面白いですし、「科学ってすごいな」と子供のような素直な感想を持ちながら読み進めています。

今回は日本語訳版を読んでいるのですが、正解でした。

英語だったら天文学や物理の話がなおのこと理解できなかったはず。

日本語訳は80年に出版されたそうで、日本語が少しぎこちないかなぁという部分もありますが、40年も経てば仕方ないですよね。

1980年(元版は77年出版)は現実世界で今ほど電子機器が発達していなかった時代ですし、「まだ日本語名が存在しないIT単語」みたいなものが多くあっても不思議ではありませんし。

私にとってササっと読める分野ではないですが、今まであまり触れてこなかったジャンルな分、とても新鮮。

映画や本・音楽など娯楽に関して、好きな分野があるとそればっかりになりがちな人間なので、こうやって意識的に(自分にとって)新しいものに挑戦していくのは大事だなぁと思います。

そうやって少しずつ自分の世界を広げていけたら楽しいですよね。

Jan 4, 2023

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