ピンドットシャツ
しばらく前に購入したピンドット柄の薄手のローン生地。シャツかブラウスを作りたいなと考えていて、型紙を探していました。
探していたのは、襟つき、ヨーク切り替え(切り替えにパイピングを施したかったので)、ピンタック入り、のデザイン。
なかなか希望ぴったり揃ったものが見つからなかったのですが、家にある型紙をゴソゴソしていて閃いたのが、McCall's M7544を使うこと。
この型紙は前開きではないのですが、ヨーク切り替えだしタックデザインも選べるし、前立てと襟をつけることができれば理想ぴったりかも!と思ったのです。
ピンタックの入ったバージョンAを使い、大きな変更点は以下の辺り。
後ろの開きを無くして後ろは"わ"でとる
前立てをつける
前立てを付けた分ピンタックの位置を少しずらす
襟をつける
丈を長くする
小さな変更点としては、もともと袖口にギャザーの寄った長袖を付けたく、それ用に袖の型紙も引き直して用意したのですが、いざ作り始めて見たら思ったよりも生地が薄く透け感も多くて。これは完全な春夏用だなと思い、半袖に切って変更しました。ですので、元の型紙よりもゆとりがあります。デザイン性を加えたくて袖は折り返す仕様にしました。
襟の型紙を引くに当たって参考にしたのは、「誌上・パターン塾 Vol.1 トップ編」です。
この本、本当に使える!基本の身頃と袖の型紙がついてくるのですが、それ以外は自分で引く仕様になっています。身頃のバリエーションに始まり、いろんな形の襟や袖の引き方が載っていてとても親切。
自分であれこれ組みわせてオリジナルなもの、納得のいくものを作りたい方におすすめ。
私のように、ちゃんと製図を習ったことがなくゼロから全てを引くのは難しそうだけど、襟や袖などはせめて思い通りに操作できるようにしたい!という方にもおすすめ。(逆に自分で型紙引くのは何が何でも避けたいタイプの方には合わないかもしれないです。)
私は市販の洋裁パターンを使うとき、襟がもうちょっとこうだったら、とか、袖が少し違ったら、という希望があることが多いので、そういうときこの本にとても助けられています。
今回は、後ろに1cmほどほんの少しだけ襟腰を付けたフラットカラーを付けたかったので、本の通りいざ引いて見ました。割とすんなり引けてびっくり。狙った通りの襟がつけられて嬉しい〜!
黒いパイピングとボタンもお気に入り。かなりゆとりのあるデザインなので、暑い日に重宝しそう。
McCall's M7544を買った時は、まさかこういう使い方をするとは思っておらず。元のデザインとはかなり違う形での応用使いとなりましたが、満足!買っておいて良かったです。
Jun 3, 2018