グラデーション靴下
去年の誕生日にプレゼントしてもらったThe Blue Brickのオンブレソックヤーンを使って靴下を編みました!
ソックヤーンとは靴下向けの毛糸で、お手入れが簡単な洗濯機okのウールに補強のためのナイロンが少し混じったものが人気です。
今回使った毛糸は、糸そのものがオンブレ(=グラデーション)に染められ、ただ編んでいるだけでグラデーション模様が出来上がる素敵な糸です。
上の二つの画像はスマホで撮影したもので、色合いが実物と若干ですが異なります。
選んだのはThe Blue Brickというブランドから出ている、Killarney Sock Twinsという種類の毛糸。色名はSeafoamです。色のインスピレーションとなった写真のポストカード付き!
ここで注意なのは、このブランドからは靴下向けの糸がとても似たような名前で二種類出ていること。
Killarney Sock
というベースと
Killarney Sock Twins
というベースの2種類です。
繊維や太さなどの基本スペックは一緒。
Killarney Sockの方は1カセ丸ごと使った長いグラデーション。
一方でKillarney Sock Twinsの方は、2カセで1セットとなっており、靴下やミトンなど対になったものを編むときには、Killarney Sock Twinsがオススメです。
今回はJo TorrさんのVanilla Sock with Gusset & Choice of Heelというパターンを参考にしました。編み目の数などは自分の足に合わせて変えています。
針は輪針(マジックループ)の2.25 mm。
そこそこの数の靴下を編んで思ったのは、私はおそらくつま先から編み始めるtoe-up派。
つま先からでもカフからでもどちらでも問題はないですし、気に入ったパターンがもしカフダウンならそのままカフダウンで編むと思います。
ですが、至ってシンプルなベーシック靴下ならば、おそらくtoe-upにすることが多くなりそうです。
Toe-upで私の好きな点:
作り目の数が少なく、編み終わりを伸縮性のある伏せ目にできること
かかとの拾い目をしなくていいところ
ストライプ糸を使う場合、つま先とカフのストライプ開始&終了位置のコントロールが簡単なところ
Toe-upの難点を挙げるなら、サイズ調整が若干難しいかな?ということでしょうか。でもいったん自分のサイズを把握できれば問題ないです。
かかとは、ガセットヒールが自分の足の形に合う気がします。後から編み込むタイプも見た目は好きなんですけどね。
かかとの模様あみ、マイナーな失敗を少ししてます。
念のため書いておきますと型紙のせいではなくて、あくまで編み手である私の失敗です。
かかとの部分は表編みと、すべり目の組み合わせ。
で、そのすべり目なのですが、 ”裏目を編むようにすべり目をする”と書いてあったんです。
おそらくこのパターンは右手に糸をかけてもつアメリカ式(イギリス式)で編むことを前提にしていると思うのですが、私はフランス式(コンチネンタル)で編んでいるので、それで混乱してしまったのではないかと。
そもそも、裏目を編むときアメリカ式だと右手に持った糸の位置は特に移動しないんですよね。
それがフランス式だと表目のときは左手の糸を向こうに、裏目の時はこちらに、というのを意識しますよね?
その為、”裏目を編むようにすべり目をする”というのを読んだ時、左手の糸を手前に持ってきてすべり目をするのだと勘違いました。よくよく調べてみたら、”裏目を編むようにすべり目をする”にも2種類方法があり、糸を手前に持ってくる方法と、後ろに保っておく方法があるんだとか。
今回は手前に持ってくる必要はなく、後ろで保ったまま、針の入れ方だけを裏目を編むようにすべり目、にすれば良かったみたいです。
文字で上手に説明できずすみません。おそらく同じようなパターンを編んだ方ならなんとなく分かって頂けるかも?
履くのにはなんの問題もなかったですし、編み図を読み間違えたおかげですべり目の種類を発見出来てむしろ興味深かったです!
この糸、とっても綺麗ですよね〜!グラデーションは美しいし、肌触りも良かったです。
今回はつま先から編み始めたので、水色から始まり少しずつ色が変わって終わりは茶色。糸を変えずに色が移り変わっていく様はとても楽しかったです。
パターンに表記されている、伸縮性のある伏せ目の方法を試してみたのですが、これもとても気に入りました。今後靴下はこの方法で伏せ目しようと思います。
Jeny's Surprisingly Stretchy Bind Offというのですが、検索すると写真や動画がたくさん見つかりますよ!
Oct 22, 2019