ネイビーステンカラーコート
よもやま話はちょこちょこ更新しているのですが、手芸の話題ではお久しぶりです。
みなさんお元気にされていますか?
私は元気なんですが、お裁縫熱がただいま家出しておりまして。
今回紹介するものは去年の秋に出来上がっていたのに、なかなか写真を用意する気が起きなかったりと、更新するまでこんなに時間がかかってしまいました。
コロナ禍が始まって以来とにかく出かける機会がなく、その分洋服を作るモチベーションが上がらないみたいです。
昨年夏はそれでもいくつか縫ったのですが、秋以降は再び裁縫熱がどこかへ行っております。
その分編み物熱はあるので、スローペースですが今はセーター編んでいます。
さてさて、やっと本題です。
昨年秋に作ったのが、ネイビーのステンカラーコート。
もう何年も前に日本で購入した、コットン94%ポリウレタン6%の「サテンストレッチ」と名付けられた布で。
その名の通りうっすら光沢があり若干のストレッチが入った生地です。
ほぼコットンなので手触りはサラサラで薄手。
これを使って秋や春に活躍しそうなベーシックな軽いコートを作ることに。
使った型紙はFemale 2010年の秋号に掲載されている、ステンカラーコート。
今はもう廃版になってしまったこのソーイング雑誌。そして2010年が既に10年以上も前だという恐ろしさ!
この型紙は5年ほど前に作った、フード付きコートでも使用しました。
本に載っているものは裏地なしの見返し処理ですが、私は総裏にしました。
それ以外はほぼ型紙通り。
このステンカラーは襟の先端に少し丸みがあるのが可愛い。
前見頃と後ろ見頃両方にダーツがあります。
ほぼボックスシルエットですがダーツのおかげでうっすらAライン。
今回の反省点は主に2点:
裾部分にぐるりと接着芯を貼ったら良かった(見返しや襟には貼っていますが、表の裾にも貼ったほうがより綺麗だったかも)
表の後ろ見頃は「わ」で取らない方がよかった(着心地などは問題ないですが、見た目がのっぺりしている気が。わで取らず縫い目がある方がシュッとしたかな)
というマイナー寄りの反省点なので、概ねとても気にいっています。
一応一番上までボタンはつけましたが、私はおそらくほぼ100%一番上は閉めないと思います。
だから付けなくてもよかったかな。
ポケットや袖口のタブのデザインも好き。
この写真だとダーツ部分にだいぶ皺が寄っていますが、トルソーではなく私が着るともっとフィットし気になりません。
裏地はずっと大切に温存して来たパリの風景!
エッフェルタワーなどのパリを連想するモチーフ柄は巷にたくさん溢れていますが、シックなトーンのパリの風景画、というところが少し珍しくてとってもお気に入り。
色合いもとてもよく合っていて大満足。
このパリの風景生地は綿100%。そのため袖は滑りの良さを考慮して、キュプラを使いました。
既にしっかりと雪が積もった11月に完成したため、まだ一度も外では着ていません。
春になったら着る機会(出かける機会)があるといいな。
さっと羽織れて、何にでも合わせやすい。
カジュアルでもよし、綺麗目な格好でもよし。
こういうアウターは活躍すること間違いなしだと思います。
シンプルで王道だから、これなら好みや流行りにも左右されず長く着られるはず!
Feb 8, 2022