もみじの秋色セーター

我が家の愛犬もみじ(ポメラニアン×トイプードル)も御年14歳(もうすぐ15歳)。もみじは日本生まれ。私と一緒にカナダに移住してきました。

若い頃は小柄な割に寒さにもそれなりに強かったのですが、やはり年齢とともに寒さ、というか気温の変化に敏感になってきたみたいです。

暑いのはもともと苦手だし、急激に寒くなったりするのも堪えるお年頃。小型犬の15歳は人でいう76歳位らしいので、15歳目前の今は75歳相当なのかな。

以前から冬場のお散歩ではセーターやジャケットなどを着用してきました。そのセーーターたちも古くなってしまい、昨年は1枚新しく編むことに。

ごくシンプルなこちらのセーターは『Darling Darby Sweater pattern by Jean Clement』というパターンを使って編みました。

このパターンは、ワンちゃんのサイズを測り、ゲージと照らし合わせて目数などを計算し、その子ぴったりのサイズに編める仕様になっています。

つまりどんな太さの毛糸を使うこともできるし、どんなサイズや体型の子にも合わせて完全カスタマイズできるということ。

結果、すっごくもみじにフィットするものが出来上がりました。サイズのピッタリ具合は過去一番。

ただ、割と太めの糸&きつめのゲージで編んでしまったため、ちょっと伸縮性に欠けるかな?散歩中、雪や雨に濡れると伸びてしまうからあまりゆとりは多すぎない方がいいのですが、もう少し伸縮性やゆとりを入れた方が着脱しやすかったかも。

ということで今年はもう1着また別のものを編んでみることに。

 
 

パターン: Odd old dog's coat by Hinterm Stein

毛糸: RCY Epic Yarn

こちらは無料の編み図で、無料ということもありサイズは1種類。

たまたまサイズがピッタリ同じという子以外は調整が必要になると思います。

私が行った増やし目や減らしめの調整は:

  • 作り目は60(フロントセンターのパーツの部分は18目)

  • 身頃は95目になるまで増やし目

  • 背中部分は、6段ごと1回、4段ごと3回、その後は2段ごと50目になるまで

  • フロントセンターは26目になるまで増やし目

これだけ読むとなんのことだか不明だと思いますが、パターンと照らし合わせて読んでいただければきっとどこの箇所のことだかわかるはず。多分…

もみじは体重4.5キロちょい。首と手足が長く、ウエストは細いが胸囲は広め。歳とともに少し筋肉が減った気はしますが、小さいハウンドみたいな体型です。肺活量維持のために胸囲はあるけど、それ以外は細長い、というかんじ。

上記の調整でそこそこフィットするようにはなったけど、胸囲周辺の長さが足りず、逆に背中〜ウエスト周りは少し緩かったかな。次はさらに調整を加えてみると思います。

 
 

このパターンのとても良いところは、フロント(胸〜お腹部分)と背中部分のパーツが分かれていて、脇でボタンで留めるようになっている構造。

脚を小さな袖に通さなくて済むから、関節が硬くなってくるシニア犬にもおすすめなんだそう。

もみじは年齢のわりにまだ可動域が広いと思うのですが、散歩前にじっとしていられないタイプなので、このタイプのセーターは着せやすくて助かります。

 
 

いつも通り、リードとハーネスを繋ぐためのボタンホールのようなものを開けてあります。(ハーネスはセーターの下に身につけています。)

毛糸は使いかけのものを自分の在庫から引っ張り出してきました。

もみじはグレーだから大抵なんの色でも似合っちゃうのですが(親の欲目)、もみじという名前もあってとりわけ秋っぽい色合いが可愛いなぁと思います。

 
 

散歩中とか通りすがりの方から声をかけてもらうとき、一番コメントが多いのはもみじの耳だと思います。確かに結構目立つし、チャームポイント。

目は口ほどに物を言う、と言いますが、もみじの場合は眼差しだけじゃなくて、耳も口以上に物を言います。感情に合わせてすごく良く動くんですよ〜!

それと、食べ物に関する言葉を余すことなく拾い取れるよう、レーダーのように常に稼働しています。

Oct 28, 2021

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