Love At First Stitch
今日はソーイング本の紹介です。
Tilly Walnesさん著書、Love At First Stitch。
イギリス在住のソーイングブロガーでもありパターンデザイナーでもあるTillyさん。
以前からご自身のウェブサイトにてパターンの販売もされていて、とても人気のあるソーイングブロガー/デザイナーさんです。
Tilly and the Buttons (ブログ)
Love At First Stitch (オンラインストア)
ソーイング本はこちら↑のオンラインストアからも買えますが、私は北米版をカナダのアマゾンにて購入しました。
上記オンラインストアや、Tillyさんのブログ、本を購入した他のソーイングブロガーさんのブログ、等で中身がたくさん紹介されていて、購入する前にある程度内容が確認できます。
この本のコンセプトは、全くソーイングをしたことがない人でも易しいプロジェクトから初めて、本を進めるにつれ難しいものが縫えるようになる、というもの。
そのため裁縫上級者には物足りないかもしれません。
この本のお気に入りポイントは、
まず本のデザインがかわいい。
写真も含めオールカラー。
説明書きも詳しく、写真もたくさん。
プロジェクトごと、おすすめの生地などの紹介あり(パターンに合う生地選びって本当大事なのに、こんな生地がおすすめ逆にこんなのはダメっていう説明がない本が多い。なのでこの本は親切だと思います)。
シンプルで応用が効き、かつ可愛いパターン
サイズも豊富 (日本のソーイング本はS/M/L/LLのサイズ展開がほとんどですが欧米のパターンってサイズ展開がそれ以上に豊富で便利。)
コラムも充実
文体がとてもポジティブで縫い物したい!と思わせてくれる
中身をちらっと。
ちなみに、本に登場するモデルさんはTillyさん本人です!
以前からブログでお見かけして可愛い方だな~と思ってましたが、この本の中でもレトロなメイクでとっても素敵です。
美人&華奢で細い方なのでとてもかわいく着こなされてますが、スーパーモデルのような現実離れした体型ではないので、自分が着たところのイメージがし易いのも嬉しい。
Emery Dressの記事 (←Christine Haynesさんのパターン)を書いたときにも似たようなことを書いたのですが、Tillyさんも、作品のアレンジや応用をいろいろ提案してくださってます。
自由が効くのが手作りのいいところ。
それを著者さん本人が推奨してくださってるのは良いなぁと今回も思いました。
早速この本から幾つか作りました。
今日紹介するのはこちらのパターン。
フィット&フレアのドレス。
欧米ソーイングパターンではよく見かける形ですが、シンプルな形も意外と奥深いもの。
メーカーやデザイナーさんによってタックの位置などが違うので、形は似ていてもフィッティングに結構差があり、合う合わないがあります。
今回のドレスは私にはちょっと肩ひも部分が長め。
とはいえ袖がないパターンだし簡単な補正で済むので問題なしです。
私は背が低いので大抵のパターンは見頃や全体の丈を詰めないといけません。
でもこの本のパターンはあまりその必要がないような。
Tillyさん本人がそんなに身長が高くないせいなのでしょうか?その分背が高い方は調整が必要なのかな?
このパターンでできたのがコレ。
普段なら選ばないような紫!
基本綺麗な(派手ともいう)色が好きな私ですが、紫はちょっと苦手で、紫を選ぶならなるべくパステル調のものにしていたんです。
今回は、紫がテーマカラーのイベントに行く予定があったのでこの色をチョイス。
結局バンクーバー旅行の日程とかぶってイベントには行けませんでしたが。
着てみたら思いの外気に入ったので普段から着ています。
周りからも色が高評価で、新発見です。
このLilou Dressというパターンですが、上の赤いドレスのほかにアレンジとして胸元がスカラップ状にカッティングされたバージョンも紹介されています。
私はそれをさらに応用してスィートハートネックライン(ハートの上部のような形)にしてみました。
スカートもギャザーに変更してます。
見頃のみ裏地付き。本で裏地のつけ方も詳しく紹介されていますよ~。
あまりジャストフィットにしてしまうとご飯を食べたときに苦しいので笑、若干余裕をとってあります。
そのほうが夏は涼しいですしね!笑
Jun 5, 2015