香水レビューについて
10代〜20代はじめの頃、香水を集めるのが好きでした。
高価なものは買えませんでしたから、集めていたのはもっぱら小さなミニサイズのボトルたち。
その中で特に気に入ったもの(かつ当時のお小遣いでも買える値段のもの)だけを大きめのボトルで購入していました。
大きめの、と言ってもサンプルサイズより大きいというだけ。
30 mlか50 mlを購入することが多かったです。
100 mlは私には大きすぎて、経年劣化が心配だし置く場所も取るし、お値段もその分高くなりますし。私にとってのベストサイズはボトルのサイズ感も可愛らしい、30 mlあたり。
当時1番のお気に入りは、ニナリッチのレ ベル ドゥ リッチ1。
緑色のボトルも可愛くて、フルーティーさの中にグリーンが混ざった爽やかな甘さがあるところがとても好きでした。
その後、20代半ばからはしばらく香水から遠ざかっていたのですが、最近また興味を持ち始めまして。
若い頃使っていたものは、自分の中で青春時代の思い出として記憶されているので、これを機に新しいお気に入りを探しているところです。
…という話を今年の初夏にインスタグラムに投稿したんです。
初夏あたりからサンプルを試し始め、その都度自分用のメモとして香りの印象などを書き溜めていました。せっかくなのでブログにも載せておこうと思います!
その前にまずは、私の好みや求めているものを書いておきますね。
好きな香りの傾向:フローラル、フルーティー系。
香水自体は好きなのですが、割と香りに酔ったり頭痛を起こしたりしやすいので、香りの趣味範囲は狭い方だと思います。
濃厚な香り、ツンとするシャープな香り、マリン系、パウダリー系、グルマン(お菓子のような甘い)系、重めのウッディ・アーシー(earthy)系は避けることが多いです。
結果、「あっこれいいな〜」と思う香りは大体フローラルかフルーティー。
それも少しフレッシュさのある爽やかで軽やかな香りが好みです。
石鹸っぽい香りも好きかも。
拡散力:弱め
多くの人が「自分で楽しむため」に香水をつけると思うんですが、それにプラスして周りの人へ印象付けたいという思いを持ってつける方もいるのではないでしょうか。
私はそういう目的はほぼなくって、むしろ周りの人からはほとんど気づかれなくてオッケー。
自分で微かに香りが感じ取れればそれで十分というタイプです。
そのため強い香りは好みません。
香水レビューを見ていると、sillage(シヤージュ/ フランス語で船跡。この場合香りの拡散力や残り香のこと)がポイントの一つらしいのです。これが弱いと評価が低くなったり。
私の場合は逆に、拡散力は控えめで周りにはそんなに気づかれない程度のものが好み。
その方が周りへの香害を心配することなく、気楽につけられるかなというのもあります。
私自身強い香りで頭痛を起こすこともあるので、周りへの配慮はやはり香水を楽しむためにも大切なポイント。
好きだからこそ、他人から疎まれることのないよう気を遣っていきたいと思います。(もちろん、TPOによって香水をつけないことも多々あります。)
探しているもの
絶対にこんなものが欲しい!という明確なイメージはなくて、今はいろんなものを試しています。
上記の「少し苦手意識のある香り」でも、他の方のレビューを読んでみて興味が湧いたら試してみることも。
久々の香水探しなので、自分の好みは意識しながらもあまり縛られすぎることなく色んなものに出会ってみたいと思っています。
傾向としては、デザイナーズフレグランスと呼ばれるファッションブランドが出しているものよりも、メゾンやニッチフレグランスに興味があります。
これは優劣の問題ではなく、多少方向性を絞っていかないと世の中には無数の香水があって何をどこから試したらよいかわからなくなるから、です。
若い頃はデザイナーズフレグランスを試すことが多かったので、今回は香水専門の(もしくはそれに近い)ブランドを主にみていこうかなぁと。
とはいえ、フレグランスブランドに詳しいわけではないのでそれなりにメジャーなメゾンが多くなりそうです。
最後に
美容品・化粧品全般に言えることだと思うのですが香水も例に漏れず、合う合わないがはっきり分かれるものだと思います。
好みもそうですし、どうしても体質と合わない香りなどもあるでしょう。
ですので私の香水レビューは当然、私の独断によるものです。
いいとか悪いとかではなく、私はこう思った、こう感じた、好きだった、好きではなかった、というもの。
私は好きだけど読んでくださっているあなたには合わないものも当然あると思います。その逆も然り。
ですので、あくまでも参考程度に捉えてくださると幸いです。
香水って本当に自分の肌で試してみないとわからないもの。
ボトルやムエットで嗅いでみても、肌に乗せると全く違った印象になることもよくあります。
同じ製品でも人によって体温や肌質、体臭で香り方が異なりますし、その日の気分や体調で感じ方も変わります。
だから、私は香水はできればサンプルで複数日に分けて試したい派。
店頭のテスターを使うこともできますが、店内って香りがわかりにくいんですよね。他の香りもありますし空間が広いと香りの強さもよくわからなかったり。
だから家でつけて確認するのがおすすめです。
もし気になるものがあったら、私(や他の方の)レビューだけを頼りにするのではなく、ぜひぜひご自身で試してみてくださいね。
おまけ。
1987年生まれの私が10代〜20代の頃使っていた香水リスト。(順不同)
写真があるとわかりやすいと思うので、アットコスメへのリンクを貼っておきます。
ニナリッチ レ ベル ドゥ リッチ1 (Nina Ricci Les Belles de Ricci)
グレ カボティーヌ (Grès Cabotine)
ランコム ミラク (Lancôme Miracle)
ドルガバ ライトブルー (Dolce & Gabbana Light Blue)
ディオール リメンバーミー (Dior Remember Me)
ゴースト (Ghost)
ゴースト サマードリーム (Ghost Summer Dream)
ゴースト サマームーン (Ghost Summer Moon)
サンローラン ベビードール (Yves Saint Laurent Baby Doll)
ケイトスペード ウォークオンエアー (Kate Spade Walk on Air)
バーバリー ブリットシアー (Burberry Brit Sheer)
なつかしい〜!
とりあえず覚えているものだけですがこれが主なラインナップでした。
当時は今ほどネットショッピングが便利じゃなくて、地元のお店で簡単に手に入るものばかり。だからその時流行っていたものが多く、同世代の方にとっては懐かしいものが多いのではないでしょうか。
Nov 1, 2022