綿サテンの宇宙なワンピース
去年の秋から今年初めくらいまで、お裁縫熱が家出気味でした。でもちょっと面白いことに、そのことをブログで書いた直後にモチベーションが復活しまして。
4月後半くらいからお裁縫熱がごうごうと燃えております!と言っても作業ペースはそんなに早くないんだけれど。
でも4・5月の間でワンピース3着とジーンズ1本縫えたので最近の私にしては画期的。
まずはその中の1着から、Cosmos(宇宙)ワンピース。
使用した布
Ruby Star SocietyというメーカーのCosmosという柄の黒です。
なぜか270cmちょっとという超ワイド幅な布。幅が物凄いので1mだけ買ってみました。
厚さは普通のローンよりちょっと厚いくらい?ブロードやキルティングコットンよりは若干薄手な気がします。綿100%の綿サテンで、黒がとっても艶やか。目の詰まった表面がサラッとした生地です。
サテンはsatinという綴りになるのですが、綿サテンは厳密にはサテンと違うので区別するため英語だとsateenとなります。
Cosmosという名前の通り、太陽、月、星モチーフといった宇宙を感じさせる柄。
金のメタリックの黒部分の艶も相まって、宇宙柄の中では大人っぽい雰囲気だと思います。
宇宙を意味するコスモスと、日本語で秋桜と書くお花のコスモスが綴りまで一緒なのはなぜ?と思って調べてみたところ…
どちらも語源が一緒なんですって!
ギリシャ語で秩序などを意味するkosmosに由来するんだそう。面白いですね。
使用した型紙
上身頃:Helen’s ClosetのGilbert Top
シャツワンピースの上身頃と袖には、以前使ったことのあるGilbet Topを選びました。
この型紙、襟部分の空き具合が好きで気に入っています。胸ダーツも入っているからややハリのあるコットンを使っても形が綺麗に出るのも嬉しい。
スカートは適当に台形に切ったもの。
上幅は大体47センチ、下幅は52センチ、高さ(スカートの丈)は63センチほどの台形を「わ」で2枚取りました。
切り替えはちょうどウエストの辺り。身長150センチの私だとこれで膝が完全に隠れふくらはぎにかかるくらいの丈になります。若干短めのミモレ丈という感じ。
本当はもう2、3センチスカート丈を長くしても良かったのですが、生地がぎりぎりでこれがやっとでした。
ボタンは包みボタン!
ツヤツヤな生地を活かすべく、柄の入っていない黒い部分を選んで作りました。くるみボタンってそれだけでお洋服を少しエレガントにしてくれますね。
ウエスト部分をスッキリさせるべく後ろ(背中の切り替え部分)にはゴムを少し入れてみました。
袖もゆとりのあるデザインだったので袖口にもゴムを入れてパフスリーブ気味に。
袖口のゴムは緩めに入れてあるため腕にぴったり張り付く事なく、隙間ができるようになっています。この隙間のおかげで私の手首がちょっと綺麗に見えるような気がして嬉しい。
出来上がってみたら、そこはかとなく魔女っぽいワンピースとなりました。ハロウィンに着たら多分絶対みんな魔女っぽい仮装だと思う気がする。
でもとても気に入っているんですよ!
綿サテンの質感も色柄もかなり好み。形もスッキリして見える割にはどこにも締め付けがない、あちこちゆるっとした着心地でとても楽なんです。
シャツワンピースって、ちょっと派手だったり奇抜だったりする色柄の布でもなんとなく上品にまとまる形だと思いませんか?優秀過ぎて、迷ったらとりあえずシャツワンピースにしておけばいいかなという多大なる信頼を寄せています!
Jun 4, 2022