アランのカーディガン

先月はこの時期のこの土地にしてはすごく暖かく積もった雪もぐんぐん溶けていったのですが、今月は寒さが逆戻り。マイナス10とかマイナス20度とかがずらずら並び、雪も再び積もりました。

この地方では3月いっぱいまでは確実に冬(年によっては4月も)という感じなので、まだしばらく冬物の編み物が楽しめそうです。


さて、新年に立てた手芸計画の通り、年明けからは編み物する時間を増やすようにしています。ただ編み物は洋裁よりも一つのものを仕上げるまでに時間がかかるので、ブログ更新度はちょっと落ちちゃいますね。これからは完成した時だけじゃなく経過も載せていこうかな?

今回編んだのは、日本の編み物界で大大大人気の三國万里子さんの本、"編みものワードローブ"より"アランのカーディガン"。

この本からは以前三角ショールを編んでおり、とってもお気に入りです。

デザインが素敵なのはもちろん、三國さんの書かれる文章も小粋ですごく好き。

このアランについては、"かっちりしすぎず着ていて楽、たくさん着込んで着ぶくれても可愛い、ケーブルの柄に個性を感じる、そんなアランのカーディガンが欲しい"といった内容の文章が添えられています。

まさにそれを具現化したようなパターンがこのアランのカーディガン。太めの糸なので想像以上にサクサク編めました。

アランやノルディックな編み込みなど、伝統的なスタイルのニットって大好きなんですよね〜。

模様編みは少しずつ模様が出てくるところが面白くて病みつきになります。背中もたっぷりケーブル。(写真はそれぞれクリックで拡大します。)

右上は袖の模様のアップなのですが、この模様がとても好みでした。なんだかシュッとしててかっこいい。

使った糸は、Cascade Yarns Ecological Wool、色はTaupe。北米で見かける毛糸はひとカセ100g前後のことが多いですが、この毛糸はひとカセ250g (437m)!大きくてちょっとびっくりします。笑

Cascade Yarnsは北米ではよく見かけるメーカー。そこそこ手頃な価格だけど、安っぽくはないという使い勝手のいい場所に位置してます。実際、安っぽく品質も微妙な毛糸(←工作に使うにはいいけどウェアにはしたくないというタイプ)しか置いてない大手クラフト店では見かけず、ちゃんとした(?)毛糸屋さんで扱いがあることが多いように思います。太さや色も豊富で、天然素材、目が飛び出るほど高くないということで、ウェアを編むときに私はよくお世話になっています。

アランのカーディガン、重さを感じず着ていて楽なのに、すごくポカポカあったかい!

IMG_2322_ab.jpg

着画もあるのですが…

アランのような立体的な模様でしかも太めの糸を使うと、どうしても編みあがりに厚みが出ます。そういうタイプのニットに着痩せはあまり望めません。

とはいえ、華奢で細い方の着用写真だとボリュームは全然気にならなくって… コロンコロンの自分の着画を見て自分の小太り具合を再確認するわけですが。笑

でも、三國さんが本に書かれていたように"着膨れしても可愛い"ってニットならではだと思うんです。だから着ぶくれ(私の場合はもともと膨れてますがw)を恐れずどんどん着ようと思います。せっかくこんなに素敵なデザインなんだもの♪

IMG_2310_ab.jpg

水通ししたらやはり少し伸びたけど、概ね思っていた通りの丈に仕上がって満足。特に袖は長すぎることが多いのでよかった!

着痩せはしないかもしれないけど、お気に入り!

三國さん大人気の理由を改めて実感しました。どれも素敵なデザインばかりで、他の三國さんの本もぜひ手に入れたいです♫

 

Mar 7, 2017

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