りんご柄のGilbertシャツ
今週はボランティアが忙しい時期で、慌ただしく過ぎています。
5月ごろから、カナダのローカルな日本文化協会が発行しているニュースレター(メルマガのような地方情報誌のようなそんな感じのものです)の編集部で、編集・翻訳・ライターのボランティアを始めました。
もう長く自分のブログで日本語と英語の両方で書くという作業はしていますが、他の誰かが書いたものを訳すというのはまた全然違って苦戦することもしばしば。難しいけれどやりがいもあって学ぶことも多いから、それなりに楽しくやれています。
編集部は色んな人とメール等でやり取りしなければいけないことが多くて。そういう作業は本来私がとても苦手とする分野なんです。でもこのボランティアを通じて、素直にすごいなぁと尊敬できる人たちに既に何人も会えましたし、充実感を得られるって正直に言ってやはり気分がいいですよね。ボランティアに励んでるって言うと奉仕の精神があって無欲でただただ誰かのために、みたいなイメージがありません?実際のところ、少なくとも私の場合は、自分にとって糧になるなっていうことばかりで、貴重な経験を積ませて貰っています。
なんとこのニュースレターは1970年代から続いていて、この土地に住む日本人や日系カナダ人の方々の歴史を学ぶいい機会となっています。
何はともあれ、そんなこんなでその分ブログの更新が遅れ気味…(いつものこと?)
今年の夏、バカンス柄の開襟シャツを縫ったのですが、このパターンの個人的にお気に入りポイントの一つが、キルティング用コットンでも大丈夫なこと!(パターンに元々掲載されているおすすめはリネン、ローン、ポプリン、シャーティングなど。)
キルティング用コットンというのは北米で最もよく見かける綿生地の一つですが、その名の通りキルトなどのクラフトや、ポーチなどの小物を作ったりするのによく使われます。日本だとシーチングやブロード的な厚さのものだと思うのですが、日本語でなんというか正解をご存知の方がいらっしゃいましたら、ぜひ教えてください。
で、そのキルティング用コットンですが、可愛い柄が豊富だし比較的お値段も優しめ。でもローンや薄手のリネン、はたまたレーヨンなどのようなドレープや柔らかさがないため、お洋服にするには型紙を選ぶんです。キルティング用コットンの中でも質の違いが結構あって、お洋服にするならやや質が高めのメーカーやデザイナーものを選ぶといいと思います。
バカンス柄の開襟シャツがうまく行ったので、今回はりんご柄のコットンで作ることにしました。
このりんご柄、すっごく可愛いんですがずっと何を作るべきか悩んでいて、今回ついに!
パターン: Gilbert Top by Helen’s Closet
生地: キルティング用コットン
袖口の型紙: Moiponさん著、『Joy of Sewing さぁ、縫おう』
元の型紙から変更した部分は袖と袖口。Gilbert の型紙に載っている袖は折り返しカフの半袖と、ベルスリーブの長袖の2種類。
今回は秋にぴったりな雰囲気にしたくて7分丈にしました。それで、ついでに以前から作ってみたかった折り返しのある7分丈に!こういうタイプの袖口ってなんというのでしょう?
ボタンが付いているようなカフスではなく、後ろにスリット入りの折り返し。
この柄と色合い、私とても好きなんですが可愛くないですか?見るだけでにやけちゃう。
気に入っていた生地だから、活躍しそうなものに仕立てられて嬉しい!
袖以外はバカンス柄のものと一緒です。この襟の具合もとても好み。
袖の長さもいい感じだと思うのですが、どうでしょう。この長さなら夏の終わりの涼しくなった頃から着られて重宝します。(ところでこのシャツ、実は8月に出来上がってました。)
このポーズはお気に入りポイントである袖の折り返しをアピールしています。
秋のソーイング、なかなか良いスタートが切れたと思っているので、早速他に出来上がっているものの写真も撮ろうと思います。出来上がった何ヶ月後とかじゃなくて、なるべくリアルタイムに近く載せたい…!
Sep 23, 2021