コットンシャンブレーワンピース:Darling Ranges
コンテント(トリガー)ワーニング:今回の記事は、体型の変化、ボディーイメージ、メンタルヘルスといったトピックを含みます。
みなさんこんにちは。
コロナ禍が始まる少し前くらいから、お家でできる運動を健康のためゆるく続けているんです。でも、もみじ(去年6月に見送った我が家の愛犬)の介護中〜もみじが亡くなってしばらくの間、合計1年半くらいの間でしょうか、その頻度がとても減ってしまいました。(でもゼロにはならなかったことを自分で褒めたい。)
特に介護中はもみじのことで必死で、人間の方の食生活や睡眠時間など自分の健康をおざなりにしてしまった気がします。その結果、体重も増えてしまいました。
私はここ数年「body positivity」なマインドセットを手に入れられるよう努力しています。生まれた時からずっと、「痩せていることが美」と刷り込まれてきた価値観を覆すのは本当に難しくて。正確にいうと、他の人に対しては体型に関わらず美しいと思えるのに、自分の体型には全く自信を持つことができなくて。
そんな自分(の考え方)にほとほと疲れ嫌気がさして、痩せてない自分の体もちゃんと認めて労わって愛せる人になりたい、と思っています。
数年前に始めた運動も、「見た目を美しくするために痩せたい」のではなく「心身の健康のため」であることを意識してきました。
それなのに、もみじが他界し介護が終わり、また自由に外出できるようになった時、数年前に作った服が心地よくフィットしないことが悲しく、一気に自信を無くしてしまうような気がしました。
でも、
8ヶ月間ほぼ外出もせずに愛犬の介護をした自分。16年来の愛する存在をなくして喪失と向き合い続けた自分。
そんな自分が、ただ体重が増えたというだけで以前の自分より劣るはずなんてない。そう思うんです。
少しだけ体重が増えちゃったなら、今の自分が心地よく着れる服をまた作ればいい。
「いつか痩せたら」じゃなくて、今。
今身につけて心躍る服を作ろう!と思っています。
(もちろん健康ではいたいから、食生活改善と運動の頻度は少しずつ元に戻せるように頑張っています。)
前置きが長くなりましたが、今回のワンピースはそんな気持ちで仕立てた1着。
Darling Rangesという、2年ほど前に気に入っていくつか縫った型紙を使いました。
その当時のワンピースは今も一応入るんですが、ゆとりが減って着心地が良くないんです(私は元々あまりピッタリしていない服が好き。)
健康習慣に再度気をつければ体型もその頃のものに徐々に戻るのかもしれないけれど、その過程である今だって、ちゃんと自分に合うお気に入りの服が欲しいと思い、潔くサイズアップしたものを仕立てました。
パターン:Megan Nielsen PatternsのDarling Ranges(14ー30サイズもあります。)
布:3.5 oz コットンシャンブレー(Rick Rack Textilesより購入)
普段は賑やかな色柄ばかり選びがちですが、シーズンや場面をあまり問わないシンプルな服の使い勝手の良さを最近再認識しています。
なので近頃は「気分の上がる無地の服」も少しずつ増やそうかなぁと思っています。
基本、私用(冠婚葬祭や仕事ではない、プライベートな時)の服は自分の好きな服を着ればいいと思っている派ですが、
そうだとしても、年齢が上がると「群衆に上手に紛れ込める服」があると気が楽、という場面が増える気がします。
そんなわけで今回はコットンシャンブレー。デニムシャツをもっと柔らかく薄手にしたような感じの生地です。
ボタンはあえての茶色。この色合い、黒糖バブルティー(タピオカティー)みたいで美味しそう。お気に入りのボタン。
今回も8センチくらいは前の開きを上げているんですが(V字の開きを浅くするため)、サイズを上げた分、もう若干詰めても良かったかなぁ。
見た目はこのくらいの方がV字が綺麗に出るのかもしれないけど、あとほんの少し開きが小さい方が屈んだ時なども安心な気がします。
秋冬着られるよう、袖丈は長袖に。手首にはゴムを入れてあります。
裏地は今回はスカートの部分のみ。
夏以外は3シーズン着られるような万能な1着ができて嬉しい!
June 12, 2024